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口伝

 『学び合い』のテクニックは本に書きました。そのレベルならば、本を読み、その通りやれば良いことです。でも、その先があります。

 『学び合い』の奥義は「多様な人と、折り合いをつけ、自らの課題を解決する」です。短くて単純ですね。でも、もの凄く深い言葉なのです。

例えば、「多様な人」をイメージするとしたら、どの程度の範囲ですか?まあ、身近にいる普通に付き合える人をイメージするのが普通です。自分が関われない人と思っている人は、自動的に対象から外れます。でも、『学び合い』の研究によって、その範囲が、もの凄く広く、広い方の実りが多いことを明らかにしています。

 「おりあい」とは何でしょう。多くの人たちは「我慢」だと思っています。しかし、子ども達は多様な「おりあい」の姿を見せてくれます。我慢ではなく、おりあいなのです。

 「みずからの課題」とは何でしょうか?多くの子どもは「中卒より、高卒。高卒より大卒。同じ高校、大学ならば偏差値の高い方が良い」という単純なモデルに支配されています。そして、みずからの課題を見いだせない。単純なモデルに支配されている子ども達がどれほど悲惨な人生を歩んでいるか、多くの教師は知らない。

 個別最適化したモデルが、すくなくとも旧来の学歴モデルよりは「まし」であることは確かです。

 この奥義を学ぶには口伝が一番良い。西川ゼミの会話は公開しています。まあ、馬鹿馬鹿しい会話がおおいですが。https://www.youtube.com/channel/UCYaLRGq6dbEP63IGwQd0QFA