最初に質問です。妻が夫に対して、一生涯添い遂げるか否かを決めるのはいつだと思いますか?答えは妻が一番大変な時の夫の行動で決めます。いつだと思いますか?子育ての時期です。とくに出産してから、子どもを幼稚園・保育園に預けられるまでの時期です。
本日、ある若い『学び合い』実践者(男性)からメールが来ました。ふと、最近書いていないことを書きたくなりました。
男性は子育てに積極的に関わることを強く勧めます。理由は二つです。いずれも「損/得」で語ります。
先に述べたように、子育て期間の夫の行動が、妻が夫に対する気持ちを決めます。お金の本(https://amzn.to/3hPBvUR )にも書きましたが、これからの時代、夫婦共稼ぎで生涯を添い遂げることが経済的に最も安定した選択肢です。(人生の過ごし方は多様であることを認めた上で、あくまでも経済的なリスクの上であることを強調します)
第二に、子育ては楽しいからです。誌にあるように父親の乳首が母親のおっぱいに勝てはしません。ホモサピエンスはメスが子育てをし、子どもはメスに依存することがDNAに刻み込まれています。これを数百年レベルの社会的変化で変えることは出来ません。しかし、男性にも出来ることはあります。
頭の中で子育てに参加すべきだということは分かっていても、「あれをやらねば」という仕事のことが気になって仕方がありません。そのため、イライラしたこともありました。しかし、子どもと接し、子ども成長を直に感じ、子どもが私に懐いてくれると、とても幸せです。添い寝は私の役目でしたが、中学生頃までは「一緒に寝ないぞ」と叱ると、素直に聞きます。子どもは私と一緒に寝たがったからです。仕事人間だった私の父は、この喜びを多くは知らなかったと思います。可愛そうだと思います。
以上を理解した上で、働き方をちゃんと考えましょう。そして、戦いましょう。働き方改革は簡単です。定時に帰れば良いのです。法的根拠(https://amzn.to/3hLdKxi )を理解した上で、賢く戦いましょう。
追伸 最近、ゼミ生に話したことです。夫婦の関係は愛情に基づいています。しかし、愛情のみだと、その時の感情に左右されます。夫婦は永続的な関係です。感情に左右されないためには、背骨が必要です。それが損得だと思います。損得の背骨があれば、愛情はより安定したものになります。でも、これって『学び合い』でも同じですよね。『学び合い』では正しいか正しくないかではなく、損得を強調します。