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改善と改革

 最近、ある組織の管理職の方に申しました。その組織の問題の根本は、今一生懸命にやっているところと違う。もし、根本のところに手を付けなければ、ほぼ何もしていないのと同じだよ。と。

 最近出版した「教師のためのお金の増やし方がわかる本」(https://amzn.to/3EJMGIx )も同じです。あの本の最初の方に書いたこと、ポイント活動やふるさと納税は簡単で抵抗感のないものです。クレジットカードの発行には1ヶ月かかりますが、それをやりさえすれば本の代金である1980円の数倍のお金が毎月生み出されます。何の苦労もなく。

 しかし、それでは基本的に老後の生活は変わりません。本質的なところを変えなければなりません。

 老後を豊かにするならば、支出を減らし、収入を増やすしかありません。

 支出を減らすために、1円でも安い野菜や肉を買うことをしている方も多いでしょう。しかし、それでは本質的な解決にならないのです。誤差の範囲内です。例えば、プールに直径5cmの穴が空いているとき、1mmの穴を10ふさいでも大勢に影響ないのと同じです。では、一般家庭における5cmの穴は何でしょうか?それは健康保険・生命保険です。これを解約すれば、ほぼノーリスクで年間30万円から40万円の支出が減ります。つまり、収入がそれだけ増えるのと同じです。でも、それを実行するためには、教師が強制的に加入しているセーフティネットの仕組みを理解しなければなりません。だから、それを書きました。

 では収入を増やすにはどうしたらいいでしょうか?一部の才能のある方ならば、それは可能です。でも、その人達が少数だからこそ、かなりの収入が得られるのです。大多数の方には不可能です。

 おそらく唯一の方法は投資です。ただし、FXのような投資ではありません。それらで設けられるとしたら、かなりの知識が必要です。同時に、運も必要です。一般人には無理です。時間も知識も無い教師が出来る方法を紹介しました。実は私は本で紹介したのとは違う投資も併用しています。同時に本では否定的に書いたNISAもやっているのです。何故でしょうか?それはそれなりの知識があるからです。ど素人には無理だと思います。でも、私が本で紹介した方法を1年間やりつづけ、その間、知識を増やしたならば、私が併用している方法に導かれるはずです。もちろん、本で紹介した方法を淡々とやり続けただけで豊かな老後は迎えられるでしょう。

 ただし、これを実現するには、生命保険・健康保険を解約し、銀行預金ではなく投資に資産の比重を移すという、今の日本人に抵抗感のあることを出来るか出来ないかです。本では事実に基づいて説明しています。しかし、イノベーターとアリーアダプター以外のマジョリティの人は理屈によって納得しません。回りがやっているか否かで決めます。だから、イノベーターとアリーアダプターは是非、始めて下さい。そして、他のイノベーターとアリーアダプターに伝えて下さい。それによってマジョリティの人が動きます。少子高齢化の日本において大きな成長は期待出来ません。出来るとしたら、世界の成長の花実を得ることです。

 いつか日本の常識も変わるでしょう。

 アメリカだって1980年代以前は確定給付年金でした。その頃は日本と同じように銀行預金が中心でした。しかし、それ以降、確定拠出年金に移行しました。簡単に言えば、企業が老後を守ることをやめたのです。その結果、自己防衛のために投資をし始めました。今では常識になっています。

 日本も2001年に確定拠出年金法が成立しました。もうそろそろ気づけばいいのに。