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非構成的

 構成的授業というものがあります。ようは、仕掛けのある授業です。

 本日、ゼミ生から構成的な『学び合い』について聞かれました。

 私の本の大部分は構成的『学び合い』です。大部分の方は構成的な授業の方がいいと思っているからです。でも、私は構成的な授業は好きではありません。

 私は、「このゼミで構成的にしようか?」と聞くと、ゼミ生全体が「そりゃ違う」という表情をします。西川ゼミでは徹底的に非構成的です。ようは、ゼミ生任せているのです。

 ゼミ生は体感的に、それは駄目だ、ということは分かります。ま、その感覚を得られる点が西川ゼミに所属する特典です。純粋無垢の『学び合い』に浸ると、そうでないものにたいする違和感が敏感になります。しかし、その理論が分からないので、説明しました。

 構成的な授業、つまり、仕掛けのある授業の方が、安全で達成度も早いと思われがちです。仕掛けをすれば、多様な子ども達の一部にフィットするけど、フィットしない子どもが生まれます。構成的な『学び合い』の場合、学び会わない子どもにターゲットが向きがちです。結局、集団の下位層の底上げには繋がりますが、その分、上位層を阻害します。でも、『学び合い』の質を定めるのは、その子達です。

 非構成的な『学び合い』をすれば、その子達が活躍します。だから、早く集団ができあがり、達成度も高いです。

 ということは、分かりづらいよね。

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