最近、ある方が退職されました。その方は、私が若手だったとき、古典的教育学に凝り固まった理科教育学に認知研究の成果を導入した同志です。学会の時ぐらいしか会えませんが、人嫌いの私が例外的に個人的に呑みたいという人です。ようは徳のある方です。その方の最終講義の動画を見ました。暖かく、楽しい会でした。その方の徳が感じられます。
この感覚は、私の長らくのボスの戸北先生と同じです。
私の場合は、私をよく知る限定的な範囲では、私を理解されます。一方、戸北先生達のような徳のある方は、関わる人と良い関係を結べるのです。そこはまねできない。
だから、私が職を去るときの理想像があります。
ありとあらゆるイベントはありません。
最後のゼミ生の追い出しコンパがあるでしょう。でも、一次会で失礼します。そもそも、後半は有休を使いまくりです。最後の教授会での挨拶もパスです。
頭の中は、退職後の時間です。人との繋がりはオンラインゼミ生です。
私の幸せは、気を遣わない人との関わりです。
私は本来、人と関わりたくないのです。非『学び合い』の人です。
酒を造る杜氏は下戸の方が良い。上戸は、上手くない酒でも美味しくなる。
だれかさんへ。これだけアップするし、今後もアップします。諦めなさい。