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本末転倒

 私が若かった頃、私の所属する組織で会議があった頃の話です。大学の大教室で講義をしていると、出席の登録のためのカード読み取りのあと教室を出る学生さんがいるそうです。ある先生は、教卓のスイッチによって出られないようにドアをロックできるようにすることを提案しました。

 私は「そりゃ、違うだろう」と思ったのですが、上手く言語化できません。そして、そのようなことを言う人を納得させる自信もありません。

 その時、ベテランの先生が「災害の時、逃げられなくなる」と発言しました。その結果、そのことは収束しました。

 本日、ニュースフィールドに、電子機器で子どもが集中しているか否かを判別し、それに対する指導をするというニュースがありました。(https://www.facebook.com/photo/?fbid=3580007015545723&set=a.1581556248724153 )

 バカか?と思います。

 研究授業では、大抵の教師は後ろに陣取って、教師の発問・板書を見ています。しかし、私は前のドアから子どもの顔を見ています。そうすれば、電子機器を見なくても「あ、あの子も宇宙に飛び立ったな」と分かります。電子機器を使わなくても、分かります。これって分からない人の方がおかしい。

 更に言えば、つまらん授業をしている教師が、つまらないと思っている子どもを特定して、何が出来ますか?噴飯物です。

 そんなことより、全ての子ども(100歩譲って圧倒的大多数)を引きつける授業をしたらいいのに。ま、多くの教師には不可能です。だから『学び合い』なんです。