高校教師になってから、どれほどの人と関わっただろう。
誇りに思うのは、私はどんな人に対しても、誠実に対応しました。毎日、毎日のお悩みメールにも、私は誠実に対応しました。その人が不誠実であっても。(不誠実であれば、二度と関わらないですが)
では、誠実に対応して報われるか?個々人レベルを考えると、圧倒的大多数は報われない。私の言っていることを理解し、その行動を継続する人の方が少数であることを、理論的に分かっています。
関わった人の情報が、私に流れてきます。「なんで、その程度なの?」と言いたくなる事例もあります。一拍おけば分かります。今の状態だったら、それが最適解なのでしょうね。一方、中長期での私の頭の中とは違います。
苦労すると、人に優しくなる、という俗説があります。誤りです。同じ苦労した人には2種類います。俺が苦労したから、お前は苦労しなくて言い。という人と。俺が苦労したのだから、お前も苦労しろ。つまり、インプットの経験は同じなので、「個人」として判断は苦労の多寡では無く、その人の問題なのです。
と思って、冷静にゼミ生を観察しています。