毎年、大晦日か元旦に、これからの野望(つまり大言壮語)を書いていました。
私の定年はあと1年3ヶ月です。もちろん、退職後に枯れるつもりはありません。私の出来ることを色々とやり続けたいと思います。ただし、ゼミ生という人質が無くなり、所属する組織がなくなれば、我が儘になれます。そんなこと書くと「もう既に十分に我が儘放題だろ」と同僚当たりから言われるかもしれませんが、十分遠慮してたんですよ。あはははは
さらに、関係をシンプルにして、世間を狭くしようと思います。その第一歩として、今年の年賀状では、多くの方に「これが最後の年賀状です。」というご挨拶をしました。綺麗に消えることが目標です。
ただし、完全に消えることはありません。風姿花伝の年来稽古条々に以下があります。
俊足の良馬も、老いては荷車用の馬にも劣ると世間で言うがが、全くその通りである。しかしながら、真実芸道を達得した役者ならば、老人向きの演目は少くなってしまって、どんなに見せ場は減ってしまっても、花はやっぱり残っているであろう。
私にも老木の花はあります。