10年ぐらい前までは、ゼミ生には「期待しているよ」という言葉がけをしていました。ところが、最近は全く言いません。期待していないから。と言うと「え?」と思われる方が大多数でしょう。
20年ぐらい前だったら、手塩にかけて指導して、でも、現場の潮流の中で『学び合い』を捨てる人を見ると「裏切られた」と思う場合もありました。しかし、今は全く思いません。『学び合い』を通過点と思う人がいてもしょうがないと思います。特に、イノベーターとマジョリティとマジョリティ側のアーリーアダプターは。『学び合い』をテクニックと思えば代替え可能です。とりあえず授業が出来ればいいという人(つまり圧倒的大多数)の人はしょうがない。
でも、工業化社会の教育に出口が無いと分かる人、自分と家族の幸せを守りたい人は『学び合い』以外に出口はありません。『学び合い』をテクニックの一つと思えば、別のものはあるでしょうね。
学生に何度も言います。分かる人は分かる、分からない人は分からない。分からない人は分からない。それは集団の立ち位置の問題です。
まあ、10年後に答え合わせをしましょう。(すみません、その頃はSNSをシャットダウンするかも)