教職大学院が発足した今から16年前からずっとコース長、領域長でした。そのため、折々の会において、それなりの話をしていました。本日は新メンバー3人の歓迎会の意味を込めた納めの会を開きました。そこでの話が最後です。
来年は「長」から外れます。せいせいしています。人の人生に責任を持つのは本当に大変だからです。
私が上越教育大学で最年少の教授になれたのは戸北先生と二谷先生のおかげだと思っています。だから、恩送りで、この16年間、同僚が1ヶ月でも早く教授に昇任できるようにすることが私の最大の仕事だと思っています。それを5代の学長相手に時間をかけて、タフに交渉をし続けました。幸い、私の所属する組織は私を後ろかが撃つ人は一人もいません。だから、仲間の力を完全に信頼して交渉が出来ました。それが卒業できます。
願わくば、恩送りすることが我が身を守る最善の道であることを理解する人がいることを願います。私が徹底的に手抜きしても許されているのは、やるべきことをやっているからです。
来年度は、「な~んも」しないつもりです。