■ [ゼミ]コンパの会費を払うとき
コンパ会費の相場にはだいぶ開きがあるようです。学生さんのコンパの相場、大学教官達のコンパの相場、院生さん達のコンパの相場(ちなみに、この順番で高いようです)はまちまちです。ゼミのコンパには、学生さん、院生さん、そして私が参加します。院生さんが幹事の時は、学生さん達のコンパとは場所も違いますし、結果として会費も違います。そのため、ごくごく稀ですが、「え~、そんなに高いの」と言う学生さんがいます。そんな場合、その学生さんを隅に呼んで、こんなことを話します。
交渉して値段が変わる可能性があるなら、それを主張することは意味があるよ。でも交渉しても変わらないのなら、にこっと笑って「ご苦労様でした」と言って会費を払った方がいいよ。文句を言っても、払う金額は変わらないのに、文句を言うことによって君がケチだ思う人が出てしまうよ。少なくとも幹事の人は、君のことをよく思わないと思うよ。第一、君が一度でも幹事をしてみたら、そんな文句を言うことはないと思うよ。一度やってみたら。
■ [う~ん]アルバイト
学生時代には色々な先生の手伝いをしました。終わった後の感じ方は、実に様々です。大学院の指導教官だった小林先生の手伝いは、最も、気持いいアルバイトでした。アルバイトにはそれなりの相場があります。小林先生のアルバイトは、いつも、その相場以上でした。そして、終わった後には、心から感謝され、そのアルバイトによって、どんな仕事が、どのようにうまくいったかを説明してくれます。
しかし、アルバイトが全てそういうわけではありません。最悪の場合は、相場以下のアルバイトの金額で、しかも、「金を出すんだから感謝せよ」と感謝を強要されます。もちろん、学生の立場で教官に文句を言うことは出来ません。学生仲間で、悪口を言い合う程度です。嫌だったのは、アルバイトの金額の低さではありません。感謝されなかったことです。それぐらいなら、無給のボランティアで働き、本心から感謝されたならば納得できました。実際、小林先生のお手伝いも、予算がないため無給という場合もありました。でも、その場合でも先生から本心から感謝されれば気持ちはいいものです。
そのため、アルバイトをお願いする場合は、小林先生のようにありたいと思います。だって、今は教官の立場にいますが、学生さんから陰口を言われているのではないかとビクビクものですから。その当時の我々が言っていた陰口の口汚さを思い出せば・・・