■ [発見]焼酎の味
学会で宮崎にいます。飲み屋に行けば焼酎を飲むことになります。臭いの強い焼酎を飲むのは何年(ちょっと思い出せないぐらい昔です)ぶりかです。実に懐かしい。
私が最初に焼酎を飲んだのは大学1年の時です(もう時効ですね)。友人とテントを車に積んで南九州を一周したときです。ご飯は飯ごうで作り、おかずは鯖缶でした。そんなとき、夜寝るときに寝酒に飲んだのが焼酎です。なにしろ田舎の何でも屋で売っているのは焼酎しかありません。最初は「臭い」ものでしたが、飲み続けると慣れてきて、最後はそれが「香り」に変わります。
その後も焼酎にはお世話になっています。なにしろ、単位アルコールあたりの値段が格段に安い。大学院の時よくのんでいた紅乙女というそば焼酎は1升で千数百円でした。アルコール量は日本酒の2倍です。これを越える安さは変性剤なしの化学分析用(普通のやつは飲むことは出来ません)のエチルアルコールぐらいでしょう。しかし、これは二日酔いの酔っぱらいの臭いを、素面でかいだ臭いがします。それでも、実験室でビーカーに入れて、オレンジジュースと混ぜて飲むと、それなりに飲めるから恐ろしい。(理学部ではこれを飲んだ人は少なくないと思います。)
久しぶりに焼酎を飲むと、学生時代を思い出します。しかし、学生時代はストレートで飲んでいたのに、今ではお湯割りで飲んでいます。年です。