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2001-07-31

[]焼酎の味 21:29 焼酎の味 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 焼酎の味 - 西川純のメモ 焼酎の味 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 学会宮崎にいます。飲み屋に行けば焼酎を飲むことになります。臭いの強い焼酎を飲むのは何年(ちょっと思い出せないぐらい昔です)ぶりかです。実に懐かしい。

 私が最初に焼酎を飲んだのは大学1年の時です(もう時効ですね)。友人とテントを車に積んで南九州を一周したときです。ご飯は飯ごうで作り、おかずは鯖缶でした。そんなとき、夜寝るときに寝酒に飲んだのが焼酎です。なにしろ田舎の何でも屋で売っているのは焼酎しかありません。最初は「臭い」ものでしたが、飲み続けると慣れてきて、最後はそれが「香り」に変わります。

 その後も焼酎にはお世話になっています。なにしろ、単位アルコールあたりの値段が格段に安い。大学院の時よくのんでいた紅乙女というそば焼酎は1升で千数百円でした。アルコール量は日本酒の2倍です。これを越える安さは変性剤なしの化学分析用(普通のやつは飲むことは出来ません)のエチルアルコールぐらいでしょう。しかし、これは二日酔いの酔っぱらいの臭いを、素面でかいだ臭いがします。それでも、実験室でビーカーに入れて、オレンジジュースと混ぜて飲むと、それなりに飲めるから恐ろしい。(理学部ではこれを飲んだ人は少なくないと思います。)

 久しぶりに焼酎を飲むと、学生時代を思い出します。しかし、学生時代はストレートで飲んでいたのに、今ではお湯割りで飲んでいます。年です。