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2003-09-20

[]疲れた~ 10:05 疲れた~ - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 疲れた~ - 西川純のメモ 疲れた~ - 西川純のメモ のブックマークコメント

 本日長野高校で、高校2年生を対象とした進路説明会で80分話してきました。土曜日でしたが、学長のご命令ですし、久しぶりに高校生に語るのも楽しみでした。直前までは、なんとかなら~、と高をくくっていましたが、直前になって不安になり始めました。先生大学生相手に話すのはいつもですが、高校生を相手に話すのは17年ぶりです。出来るかしら・・・、と思い始めると不安で、不安でたまりません。私は、「つまらいぞ~」という聞き手のオーラに敏感な方で、それを感じると頭の中が真っ白になります。そのため、急遽、発表OHPを吟味し始めました。一昨日は学部生を私の部屋に呼んで、下案を聞いてもらってコメントを頂きました。しかし、自分で話しながら、「う~ん、つまらない」と感じてしまい、自己嫌悪を感じました。それから色々とOHPの内容を吟味し直し、頭の中で色々とシュミレーションをしました。結果として、高校生だって、大学生だって、教師だって、たいして違いはないじゃん、ということに気づきました。考えてみれば、私の話し方のスタイルは、高校で話していたときと、大学で話しているときと、教育センター等で講演しているときに違いはありません。そこで、教育センターでの話を基本として、上越教育大学の学部の宣伝を最後に加味する話の組み立てにしました。これで白けたら、80分は頭の中が真っ白で、自己嫌悪を感じつつ話せばいいと開き直りました。

 朝早くに出発し2時間かけて到着、10分後には80分の話をしてきました。幸い、反応は教育センターでの講演と同じでした。話し始めて直ぐに、「な~んだ、同じじゃん」と感じ、安心しました。そうなれば一気呵成に語れます。少なくとも寝る子はいなかったと思います。私は気持ちよく話せました。話を終えて控え室でお茶を飲んでいたら、10人ほどの女子生徒が質問に来ました。質問の内容は、「先生に向いている人ってどんな人なんでしょうか?」というものでした。そこで、メモに書いた「教師に向いている・むいていない」(01.3.16)の内容を簡単に話しました。話し終えて控え室の中に戻ると、廊下の方から、その生徒さん達が「上越教育大学入りたい」と言っているのが聞こえました。心の中で、もし来年受験の際、この高校から受験生がいっぱいきたら、学長たっぷり恩にきせてやろう、と心の中で思いました。

 早く帰宅したいので、高校で用意する弁当高校で食べるのを断り、高校先生に用意していただいたコンビニのお結びとサンドイッチを運転しながら食べて、高速道路で家に直行です。移動時間を含め6時間の強行軍です。疲れた~。でも気分がいい!