■ [嬉しい]増刷
明治図書から連絡がありました。10月9日に出た「クラスと学校が幸せになる『学び合い』入門」が増刷になることが決まりました。皆様のご愛顧、感謝いたします。今後ともよろしくお願いします。30日には会話形式の本の第2弾「気になる子への言葉がけ入門」が出ます。こちらもよろしくお願いいたします。急いで読みたい場合は、お近くの書店でご注文下さい。アマゾンだと時間がかかります。
■ [大事なこと]上司
私は直属の上司で苦労したことが、生涯で一度もありません。高校教師時代も、大学教師の時代も。
昭和62年に上越教育大学に就職し、平成24年の間の26年間、私の直属の上司は戸北先生でした。特に平成16年に副学長として管理職になるまで18年間は、毎日、2時間は色々と相談していました。
学会でどんなにやんちゃなことをしても安心でした。何故なら、学会で多くの人から慕われている戸北先生が尻を拭いてくれるからです。私は一つのコースと一つの専攻を立ち上げました。かなり強引にやりましたが、戸北先生がちゃんとフォローしてくれました。
戸北先生が副学長になってから、急いで戸北先生の判断が必要だが、戸北先生と連絡がつかない時、私のところに事務から電話がかかります。私は戸北先生だったらどう判断するかが分かるので、「これこれでいいよ」と伝えます。後に「そう言ったからね」と戸北先生に報告することもありますが、それを忘れることもあります。しかし、それが問題になったことがありません。それが分かっているので、事務も私のところに電話するのです。
私がお仕えした26年間、公私とも一度たりとも戸北先生を否定的に言ったことはありません。なぜなら思ったことが無いからです。
2年前に上越教育大学を退職され、他大学に異動されました。私的には寂しいですが、精神的には格段に楽な仕事になったことを喜んでいました。それがお亡くなりになり、今日一日ボーッとしています。
信じられないほど、いい人です。何しろ私を26年間も飼い慣らした方なのですから。