■ [親ばか]おばあちゃんは凄い
本日は、本屋で電車の運転が出来るおもちゃを買ってきました。なかなか高度なおもちゃで、アクセル、ブレーキ、警笛等、レバーとボタンが沢山あるおもちゃです。息子はおもちゃを袋から出すなり、滅茶苦茶に動かします。私は、分析的に説明するのですが、息子は滅茶苦茶に動かすことに集中します。適用年齢が高すぎた、と諦めました。ところが、暫くすると息子がそれらを使いこなしています。横にはおばあちゃんが色々言いながら話しています。息子はおばあちゃんと話しながら、器用にそれらを使いこなしているではないですか!びっくり!
おそらく、私が分析的に、「この場合は、この様に使って・・」という説明をしている一方、おばあちゃんは、息子の興味に合わせて説明していたのだと思います。そして、その一つ一つの説明が重要なのではなく、息子の反応に対して、おばあちゃんがどのように対応していたのかが重要なのだと予想します。な~んだ、こんなところにも面白いテーマがあるんですね。例えば、小さい子どもを持つお母さんと子どもに新たなおもちゃを与え、お母さんがどのように説明するかを丹念に記録・分析したならば一級の研究になります。
我々は教師が最高の教え手ではないと考えています。教え、学ぶ能力はホモサピエンスの本能に根ざしていると思います。教師がやるべきことは、その能力を生かす環境をととのえ、正しい目標を与えることです。