■ [大事なこと]好き
何かが好き、というのは複雑なものです。例えば、納豆が好きな人が、何故好きかと聞かれれば、何と答えればいいのでしょうか?「おいしいから、おいしい」とでも言うほかありません。でも、納豆好きな人に、どんなにして食べたら美味しいか、と問えば、おそらく同じ反応が返ってくると思います。「好き」というのはハッキリとした判断が出来る一方、本質的にはそれは説明できません。でも、それが好きな人は、何が好きかは共有できます。それでは、どうやったら、その複雑な美味しさを伝えることが出来るでしょうか?言葉で伝えることは無理です!一番良い方法は、食べてもらうことです。そうすれば、どこが美味しいのかということを、言葉に伝えられなくても事実として伝えられます。私は小学校に行くまで納豆が大嫌いでした。しかし、母親が水戸納豆を食べさせてくれて、美味しいと感じました。今では、毎日、食べています。
学び合いも同じです。その素晴らしさは、単純ではありません。でも、一度、味わったものにはハッキリ分かります。高校での学び合い、小学校での学び合い、国語での学び合い、美術での学び合い・・・、全部同じです。納豆が嫌いな人が、納豆を好きなふりをしても、直ぐに分かります。逆に、納豆が好きな人は、食べる様子を見れば直ぐに分かります。
我が同志のYzさんのHPを読みながら上記を感じました。それにしても、好きというのは複雑なものです。そして、それを伝えることは、簡単でもあり、難しくもあります。一番良い方法は、美味しいものを食べてもらうしかありません。でも、それを食べてくれない人に伝えるのは、至難の業です。せいぜい、料理番組のレポーターのように、美味しい表情で食べるしかありません。