■ [愚痴]賭け
本日は、尊敬すべき二人の大学教師の退職を祝う会です。お一方でも多くの方が参集するような人徳ある方々です。それがお二人なのですから、近来希な盛況な会となりました。全体的にお二人の人柄がうかがわれる温かい会でした。
さて、その会には多くの地元の校長が来ました。懇意な先生が多いです。その中で『学び合い』を学校に導入したいと願っている複数の地元の校長と話し込みました。それぞれには校内事情があります。『学び合い』を導入しようとする校長というのは、無茶なことはしない人たちです。そこで、いつも通りに語りました。
「御校には、現状に満足出来ず、もっと向上したいと願っている先生がいるはずです。その先生を1週間お預け下さい。絶対に『学び合い』を出来るようにしてお返しします。ただし、変わりたいと願う先生ですよ。変わりたくない先生は無理です。でも、変わりたい先生だったら絶対に出来ます。もし、出来なかったら3万円あげます。でも、出来るようになったら1万円下さい。この賭は、私にとって分の良い賭ですよ」と語り、ニコリと笑います。本当に分の良い賭だと思います。だって、2日ほど徹底的に我々の実践ビデオを見て、その意味を我々と徹底的に議論します。そして、ダメモトでも数回実践してもらいます。もちろん、その実践の授業づくりに我々がサポートします。ここまでやれば、本人がかなり不安であっても、子どもが有能であることを子ども達が証明することに確信があります。
でも、私にとっての本当の賭は、教育実践研究の歴史が古い上越の地で、我々の考え方を受け入れる学校が生まれるかと言うことの方が、分の悪い賭です。でも、この面でも、かなり期待できると思っています。少なくとも、それを願っている校長はいます。
追伸 私は上記の賭けにのってくれる人を求めています。