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2007-06-21

[]○○式との違い 22:23 ○○式との違い - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - ○○式との違い - 西川純のメモ ○○式との違い - 西川純のメモ のブックマークコメント

 多くは書きません。全ては同志の以下の記事へ

 http://manabiai.g.hatena.ne.jp/rx178gmk2/20070621#c

 優れた教師の多くの蓄積は、子ども達によって、もっと高められる!

[]保護者へ(その2) 22:18 保護者へ(その2) - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 保護者へ(その2) - 西川純のメモ 保護者へ(その2) - 西川純のメモ のブックマークコメント

 同志の補足がありました。

 http://manabiai.g.hatena.ne.jp/Mizuochi/20070621

 この記事を読むと、我々がごく普通の教師の一人であることが分かります。

[]途中経過 18:39 途中経過 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 途中経過 - 西川純のメモ 途中経過 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 ある同志からメールをいただきました。その同志は、学校を変えるには学年を変えることが第一だと考え、『学び合い』を伝えました。ちなみに、その同志は5年生の担任ではありません。

『○○小学校5年生の結果が出たのでお知らせします。

データの対象人数・・・103名

平均点・・・5-1 92点

      5-2 93点

      5-3 96点

      全体  94点

90点以上の人数は86名

業者が示すこのテストでの達成目標点は80点です。すごいでしょ。彼ら(先生たち)は私の手を離れ,着実に前へ進んでいます。そして,彼らが働きやすいような環境,つまり,「学び合い」が広く世間に知れ渡り,そのよさを理解する保護者子どもたち,教員が増えるように行動していきます。早くみんな幸せになれるように・・・・。』

その同志への私の質問は、

103-86=17人の同級生がいたことを、クラスはどのように評価しているか?そして、どのようにしようとしているか?

です。

 上記のクラス子どもたちは「全員90点」という目標実現に邁進し、17人を限りなく0に近づけることは出来るでしょう。でも、0にすることは出来ないかも知れません。上記のクラスにはいないかも知れませんが、障害のある子の中には、90点以上という課題は無理な子がいます。しかし、我々はそんなことをお構いなく、クラス全員もれなく90点以上ということを求めます。だって、そんな一人一人の子どもを斟酌するレベルは、教師の仕事ではなく、クラス仕事ですから。もし、教師が先回りして、「あの子」のことを考えているだろうな~、と子どもたちに分かるような目標を与えると、子どもは考えなくなります。そして、「あの子」をなんとかするのは、教師の仕事と考え始めます。

 クラス全員90点を実現することは大事なことです。しかし、その全員高まるという目標に向かって、どのように行動する集団に育てられるかは、もっと大事です。クラスの現状を考え、教師と交渉するような子どもに育って欲しいと思います。思い出してください。仕えるに足る校長は、「言ったことを、だまって従うことを求める校長」ではないはずです。大きな目標に対して、正当に議論し交渉できる校長です。基本的な方針に関しては巌のように頑固であるはずです。だって、基本方針が、誰かに言われたのレベルで揺らいでは、管下の職員はいい迷惑です。同時に、方針を実現する方法に関しては柔軟であるはずです。そして、その校長が最終的に自分たちの意に添わない決定をしたとしても、徹底的な議論の後であれば、それに従おうと思わせる校長なはずです。それは、その校長の善意を感じられるからだと思います。

 本当に成長した子ども集団は、素晴らしい職員集団と同じ行動をするはずです。職員集団の姿は、校長通信簿です。職員集団を作り上げる責任校長にあります。我々教師は、自分のクラスにおいては(私の場合は、自分のゼミにおいては)校長なんです。子どもたちに応えられる校長になりましょう!

[]大教室 14:54 大教室 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 大教室 - 西川純のメモ 大教室 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 本日は百人以上の院生さんの前で講義です。気分良く語りました。我々の否定する「話術」、「教材」で押し倒すように1時間半を語りました。マイク無しで1時間半の大教室講義は、ありゃ、マラソンみたいなモンだ。しかし、聴衆が多いと燃えます。

 が、おそらく来年度よりは、そんな授業が出来そうにありません。来年以降は最大十数人の少人数の授業しかできません。少人数の授業は、そりゃ、それなりの楽しみはありますが、大人数の授業は別の楽しみがある。しょうがありません、来年度よりは講演会でそれを楽しむことにします。

 が、納得できません。講演会の場合は、大枚のお金をいただいて語るのに対して、学内ロハで語っています。それを語っちゃ駄目というふうになっている。納得できないな~

 それにしても、教えたがりの教師の業は深い・・・