お問い合わせ  お問い合わせがありましたら、内容を明記し電子メールにてお問い合わせ下さい。メールアドレスは、junとiamjun.comを「@」で繋げて下さい(スパムメール対策です)。もし、送れない場合はhttp://bit.ly/sAj4IIを参照下さい。             

2007-10-01

[]親はなくとも子は育つ 21:08 親はなくとも子は育つ - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 親はなくとも子は育つ - 西川純のメモ 親はなくとも子は育つ - 西川純のメモ のブックマークコメント

 本日は、大学院の中間発表です。中間発表の練習準備は、ゼミ生が『学び合い』の中で解決しているので、私は「な~んもしていません」。久しぶりにゼミ生の研究発表を聞きました。実に素晴らしいもんです。私が「な~んもしていないから」、こんなに育ちました。

追伸 夜は打ち上げ飲み会です。別の研究室ゼミ生さんから、「先生『学び合い』は共感できるのですが、教師が何もしないといわれると、え!?と思ってしまいます」といわれました。反省。そこで、教師が授業で教えることを教えられる子供はいるが、人の道を説ける子供はいないことを説明しました。そして、その教科を学ぶことが素晴らしいことを語れる子供もいないことを説明しました。それ故「教師は教えなくてもいいですが、説教はしなければならない」と説明したら、納得してもらえました。

[]英語『学び合い』 21:15 英語の『学び合い』 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 英語の『学び合い』 - 西川純のメモ 英語の『学び合い』 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 本日、私の授業を聞いていただいた、高校英語先生から、「英語『学び合い』はどうしたらいいのでしょうか?」と聞かれました。私は「英語を学ぶ必然性を持たせる課題を考えることです」と応えました。

 英語を学ぶ意味は何でしょう?コミュニケーションの手段なのですが、われわれが一生の間に外人さんと話す機会はどれだけあるでしょうか?それを考えれば、そのために十年以上学ぶ意味など「ありません」。まあ、高校入試大学入試のために必要なだけです。でも、それだけでは寂しいかもしれません。ただし、それだけであっても、『学び合い』は素晴らし学びを生み出してくれますが・・・

 英会話を上達するためには、外人さんの恋人を持てばいいといわれます。コミュニケーションする必然性があるからです。日本英語教育には、その「必然性」が決定的に欠けています。個々の教材、指導法などは、どうでもいいと思います。必然性をどのようにもたすか、これこそもっとも大事なことだと思います。