■ [お誘い]大阪の会
残念ながら近畿地区は『学び合い』が相対的に弱い地域です。が、今年、こがぽんさんがライブOK宣言を出してくれました。『学び合い』は本だけではイメージしづらいと思いますのでライブ参観を強くお勧めします。そのこがぽんさんが以下のお誘いをしています。『学び合い』に興味があるけど・・・という方にご案内します。初対面でも緊張しなくても良いですよ。『学び合い』に興味がある方は、人との関わりの重要性に気づいている人たちばかりですから。案外、身近に仲間がいることに気づけるかもしれません。ご案内します。
■ [大事なこと]
私は「クラス全員もれなく○○点以上をとる」という課題を例示します。しかし、その例示の度に書いていることですが、点数を取ること自体が重要なのではなく「みんな」ということを徹底させることが大事なのです。そのために子どもに分かりやすい課題としてテストの点数を上げています。初期段階と充実段階の違いは、「みんな」が徹底されているか、否かの一点です。初期段階は馬鹿みたいに簡単ですが、充実段階へは腰を据えてやらねばなりません。そのために有効なのは上記の目標設定です。
ただし、上記の目標設定は充実段階までは使えますが、やがてだれてしまうでしょう。だって、充実段階ともなれば点数の確保はそれほど難しくないからです。課題のレベルを上げることも有効ですが、限界があります。それは厳然として能力の個人差があるからです。一律の基準では覆い切れません。ではどうするか。それは「みんな」のレベルをクラスから学校へ、そして県へ、国へと上げていくことです。「みんな」の抽象度を上げて、かつ、それをリアルに各自がイメージできるようにすることです。これこそが公教育である学校教育の最終的な目的だと思います。西川ゼミの目標は「自分の心に響き、多くの人の心に響く教育研究を通して、自らを高め、教育を改善しよう」です。これさえ成り立ちさえすれば、一人一人は全く違った課題を持っているにも関わらず、私は「それでいいの?」と言いさえすればいいのです。
小学校、中学校、高校、大学、大学院のいずれにおいても、そして教師においても、我々が目指すべき目標設定は「自らの学習によって、自らの夢を実現し、みんなの夢を実現し、日本を世界を変えよう」だと思います。