■ [ご案内]埼玉の会の速報
埼玉の会の速報です。以下の通りです。みんなで学び合いましょう!
第3回『学び合い』を学ぶ埼玉の会について
開催日 2009年6月6日(土)
会場 本庄早稲田リサーチパーク
日程 13:00~16:50 西川純上越教育大学教授講演・『学び合い』に関するいろいろな報告などを予定しています。
17:00~19:00 自由参加の懇親会(本庄早稲田リサーチパーク内のレストランが会場です。)
■ [大事なこと]保護者の力
『学び合い』のクラスの子どもたちには多様な保護者がいます。中には議員の方もおられます。『学び合い』を、我が子を通して、我が孫を通して理解された保護者の議員が、それを広げたいと思うのは当然です。ある自治体の議会での教育委員会の答弁は以下の通りでした。
『(いじめ・不登校の解消を向けた今までの取り組みを説明したあとに)「授業に『学び合い』を取り入れることについて」でございますが、議員ご指摘の通り、『学び合い』の利点は、お互いの学び合いの中から集団の質が高まり、お互いの良さに気づき、尊重することから、学びの質が高まり、学力が向上するばかりでなく、いじめがなくなる等の相乗効果があることが報告されております。『学び合い』に取り組んだ学校からは、子どもたちの人間関係が良くなり、意見を聞き合えるようになったという報告があり、子どもたちからは、『学び合い』は楽しい、『学び合い』はわかるようになるなどの感想も聞かれ、結果として、テストの点数もよくなったという成果も報告されております。しかし、その反面、課題も報告されております。教員の中途半端な理解のもとに行われる安易な実践では、一斉指導の規律が緩くなり、先生の話を集中して聞くことが出来ない状況が生じるという報告もございます。また、授業時間は、自分たちの自由な時間だといった誤った認識が子どもの中に形成され、集団の崩れを引き起こす危険性もあると考えられております。こうした『学び合い』を授業に取り入れるためには、学校での慎重な検討と教員に対する研修が必要であると考えます。教育委員会といたしましても『学び合い』については、今後研究を重ね、いじめ・不登校の解消に繋げることが出来るか検討して参りたいと考えておりますので、ご理解をいただきたいと存じます。』
非常に前向きな答弁をいただけたこと、本当にありがたく思います。同時に、教育委員会の方々が危惧している点に関して、我々がちゃんとサポートする体制を整える必要があると思っています。
さて、日本中の保護者・教師・子ども・その他様々の立場の同志に紹介します。保護者は我々の同志です。我が事として『学び合い』を考えてくれます。そして、保護者は教師には出来ないことが出来ます。ワクワクします。