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2010-06-14

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 久しぶりに関東で話します(http://twitpic.com/1wgsop)。今年度、初の宿泊込みの講演です。今度の会は、『学び合い』はそれなりに知っている人が対象の人です。ですので、それなりの話をしたいと思います。以下の組み立てです。

1)『学び合い』の姿をビデオで見せながら紹介

 教師の発言がギリギリまで削られている姿をお見せします。それで成り立っているのは文化が出来上がっているため、そのため、教師の目線で動ける子どもが育っているところをお見せします。そして、その文化を維持するために、部活の顧問のような声がけをしていることを示します。

2)『学び合い』の初回

 とわいっても、おそらく多くの人たちには、驚天動地の授業です。こんな授業をするのは大変だと思うのが普通です。で、『学び合い』は1回で出来ることを示します。優れた実践家でもある三崎先生や水落先生は、飛び込み授業をします。つまり、いきなり見知らぬクラスに入り、その日のうちに『学び合い』を成立させてしまうのです。でも、これを見ても「あ~、名人教師なれば・・・」と思う人が出てもしょうがありません(事実、お二人は名人ですから)。

 そこで、ごく普通の若い先生が、『学び合い』にトライする最初の1時間のビデオをお見せします。なんと、その日に、今まで特別支援学級に行っている子も一緒に算数の勉強をするという「荒技」をするのです。『学び合い』の手引き書を読み、最初の語りを一通り聞いても、やはり迷いはありますし、こだわりもあります。そこで、私は45分の時間に3回だけ短いアドバイスをします。その一つは、ものの3秒程度です。でも、そのアドバイスを受けた先生が、ちょっとした言動を変えるだけで、それだけでクラスが一変し、『学び合い』が成立するところをお見せします。でも、これはある意味当たり前なのです。だって、見知らぬ大学教師が飛び込みで『学び合い』を成立させるのであるならば、そのクラスの担任が出来ないわけありません。

3)それから数ヶ月後

 さて、2)の先生が『学び合い』をトライしてから2ヶ月後のビデオをお見せします。冬休みもありますので実質は1ヶ月ぐらいの姿です。その先生の語りや、立ち位置がどれほど変わるかをお見せします。漢字の書き順ではなく、人の道を語ることを通して子どもを掌握している、という自信は教師に風格を与えます。また、『学び合い』をやると子どもに規律が無くなると危惧する方もいますが、それは杞憂であることも見て取れます。自信を持った教師が掌握すれば、子どもの規律は高まります。それ故に、逆に自由にも出来ることをお見せします。子どももそうですが、教師が別人みたいになっています。

 以上を、定時制高校で暴走族相手に物理を教えたときに培った、「講演用バリバリのエンターテナー一斉指導マシンガントーク」でやります。お誘いします。