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2010-12-13

[]校内政治の仕方 10:37 校内政治の仕方 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 校内政治の仕方 - 西川純のメモ 校内政治の仕方 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 学校内でなかなか辛い思いをしている方もいるでしょう。私なりのアドバイスです。

 まず、校内に仲間をつくりましょう。別に『学び合い』の同志である必要性はありません。ようは腹を割って話せる人です。それも自分より年長の人と、自分より若い方を含むことが大切です。その人と、とにかくゴチャゴチャと話すのです。自分が何を願って、何を困っているか。そして、どうしようと思っているか。その人達と話すことによって道は見えます。そして、解決できなくても、あまり落ち込みません。自分一人でグルグルとスパイラルに陥るのではなく、「私もそうなの」と言われるだけでホッとします。

 注意があります。もし、そのような人を職場に見つけられないとしたら、それは、「あなた」に問題があるということです。原因は、大凡、二つが代表的なものだと思います。一つは、あなたが「わがまま」ということです。「自由を愛する」とか、「口べた」とかではなく我が儘なのです。我が儘でなければ、あなたの口べたな説明を理解しようとしてくれるし、あなたの自由を認めてあげようとするはずです。人はみんな我が儘です。わたしなんかは、学内でも有名な我が儘です。でも、ようは、自分が我が儘であることを自覚させすれば、暴走しませんからね。それに、周りの人とゴチャゴチャと相談していれば、「西川さん、それはまずいよ」と教えてくれますから。

 原因の第二は、周りの人を一段低く見ていたり、敵と認識している場合です。自分の心は見透かされるものです。そうなれば、あなたがみんなの敵となります。これは損です。自分は自分が願うほど優れてはいないし、自分が恐れるほど無能ではありません。どうように、相手は自分が思うほど悪くも無能ではなく、自分と同じ人なのです。そして、その集団は、自分よりも有能であり、なによりも強力です。この場合、折り合いをつけるのは、相手集団ではなく、自分です。

 集団の中には、必ず腹を割ってはなせる相手は2割以上はいます。でも、どうやっても話せない相手も2割はいます。でも、その人が悪いのではありません。相性が悪いのです。しょうがない。この場合は、深追いせずに、ほっておくしかない。でも、その人に対しての行動を第三者が見ていると言うことを忘れずに。喧嘩をしても、相手が負けを認めたくない相手に喧嘩をすることは損です。その場合は、喧嘩を避けるか、する場合は、あくまでも紳士的にやりましょう。感情的になった方が負けなのです。だって、その行為を第三者は見ているのです。

 困ったことに、そのしょうがない相手が校長だったら・・・・。諦めましょう。無理にいじくればこじれます。解決できない問題はほっておくしかないのです。少なくとも深追いするよりはましです。では何もしないのか?そんなことはありません。その人を刺激しないようにして、あなたが話せる相手とゴチャゴチャと相談すればいい。そして、その校長より偉い人に繋がればいいのです。自分の視野を「自分のクラス」、「自分の学校」に張られている限り、そのような人には繋がれません。しかし、自分の視野を、「自分の市」、「自分の県」レベルに広げ、それに対応する自分の出来ることをすれば、そのレベルのことを考えられる人に必ず繋がります。だって、そのレベルの人は、そのレベルのことを考えられる中堅・若手をのどから手が出るほど欲しがっているのですから。

 この方法が万能かどうか分かりません。しかし、私は上記によって勝率9割以上で勝ち続けています。

追伸 言うまでもないことですが、上記が成り立つためには、その人の「志」がポイントです。ポイントとなる人と繋がれるか否かは、そこで決まります。それが低いと、他人の悪口に終始するサークルに陥りますから。