この年になると、自分が我が儘になっていることを感じます。
若い頃は戦いの日々でした。しかし、今は殆ど無い。たいていの場合、「私は分かっているんですよ」という香りを出せば引き下がります。私の大学で一番、我が儘な教員かも知れません。それでは、オールハッピーかといえば、小さな瑕疵がある。それは、私を理解できない人と関わることです。
もちろん、私が全員に分かるわけはないことは分かっています。それが直系の教え子、私の所属する直系の組織の同僚も同じです。しかし、その方々は、まあ、愛すべき変人レベルで折り合いをつけてくれます。
私は小中で友達がいませんでした。高校で一人の友達を得ました。もちろん排斥された記憶はありません。何度かクラス委員になりました。でも、友達は得られなかった。おそらく、その理由は、私は人の腹を読み取ることが得意な人だったと思います。だから、冷めるのです。高校でのたった一人の友達は、本心から私に興味を持ち、私と仲良くなりたいと積極的にしてくれました。だから、安心していました。
何が辛いか。
大人数ではなく、数十人レベルの授業をすれば、68%のマジョリティ、16%のラガートが見えるのです(ま、見えていると思っているというのが正確なのですが)。その小さな行動で、それが強化されています。難儀だな~、と思います。
来年度は、それは年31回になります。退職の再来年は1回になります。
退職後は0回で、可愛いオンラインゼミ生と、同志とだけ付き合います。なんか、もの凄く、楽しみなのです。年寄りって我が儘だな。