■ [大事なこと]一人も見捨てない
一人も見捨てない、このメッセージには凄い力があると信じていた。でも、そんなことを本気で願わない人が少なくないことをこの5年弱思い知らされた。
たしかに、7割ぐらいが分かって、10割の子どもが楽しい授業は才能と努力のある人は実現できる。「7割ぐらいが分かって、10割の子どもは楽しい授業」と本人が思える授業だったら普通の教師もそれが出来る。でも、本当は見捨てている子どもはいる子どもがいることを誰もが知っている。
偉そうに言っている私だった、教師1年目で「それはしょうがない」と思った。そして、見捨てている子どもが奈落に落ちる。私は本当に奈落に落ちる子どもを見ていて、何も出来なかった。そして自分はスーパー教師だという自己陶酔のなかで。
そう、わたしの昔の姿なのです。あの当時の私に「一人も見捨てない」と言われたら、「何を偉そうに、そんなの無理」と思うでしょうね。そしてヘトヘトになっている私は、一人も見捨てないということのなために新たなトライはしないでしょう。