■ [親ばか]就寝時間
息子は今日は9時に寝ると言い張っています。理由はサンタさんが来る前に寝なきゃならないから、とのこと。で、私はサンタさんが来るのは日本中が寝ている時間だからと行って説得しています。
■ [大事なこと]理論と実践の往還
教育学の研究者は現場に頼りにされません。例えば、学校現場の研修会に頻繁に呼ばれる大学教師はどれほどでしょう?大学の設置されている都道府県レベルに限ったら数%でしょう。そして、全国レベルだったら1%もいない。
どうして、これほど少ないかと言えば、大学の評価システムにあります。大学教員が助教・講師・准教授・教授に昇任する際に問われる業績は学術研究です。それは教員養成系大学の教員も同じです。従って、学校現場向けの実践論文、実践書、研修指導は全く考慮されません。
最近、実務家教員として現場経験の豊富な教師が大学教師として採用されます。しかし、その方が学校現場での経験をそのまま生かすのであれば、大学教員としての意味は限定的です。それだったら、勤務曜日を分けて学校現場と大学の二股をしたほうがいい。そして、大学では授業担当だけをすればいい。その方が、学校現場の感覚を失わず、フレッシュな感覚を生かせます。また、大学勤務曜日を使って、全国で講演をしたり本を執筆したりすれば良いと思います。
でも、今、殆ど日本にいない人はどんな人かと言えば、理論と実践の往還が出来る人です。そのためには現場経験の長い方は学術論文を書かねばなりません。研究経験の長い方は、学校現場との関わりを深めなければなりません。
と思うので、私が上越教育大学の教職大学院の基本コンセプトを構築する際、人事基準に学術業績とともに実践業績の項目を立てました。そして、教職大学院担当者は二つの業績を上げることを求めています。これって日本でも数少ないですよ。大抵の所は学術は研究者行員が担当し、実践が実務家教員が担当するのが一般的です。だから、他大学の方から、「実務家教員はどなたですか?」と聞かれると、困ってしまうのです。圧倒的大多数が実務経験があります。また、実務家教員で採用された方の方が、研究者教員で採用された方より博士の学位を持っているのです。
採用後は研究者教員は学校現場との繋がりを深めます。というより、そうしなければならないのです。何故なら、教職大学院の学生は長期の教育実習に入らなければなりません。多くの大学では、実習校との調整は実務家教員が担当します。しかし、上越教育大学の教職大学院はゼミ生の入る学校の調整はアドバイザー本人が「全て」やらねばなりません。つまり、実務家教員に丸投げは出来ないのです。だから、学校現場と会話できない研究者教員は生きられないシステムなのです。
実務家教員も採用時に学術論文の業績を求められます。もし、実践業績でそれを補った教員がいたばあい、採用後に学術論文を書きます。もちろん、それになれていない実務家教員もいます。その場合は、研究者教員が仲間として学術論文の書き方のイロハを指導します。これが出来る関係性が研究者教員と実務家教員の中にあります。なぜなら同僚が理論と実践の往還が出来る教員でないならば、結局、自分にそのつけが回ってくるからです。
■ [大事なこと]しりにしかれる
私は若い未婚の男性には結婚しなさい、としつこく言います。女性は結婚しなくても生きられるが、男性は結婚しなければ生きられないと私は思っています。では、なぜ男性は結婚するべきか、それは女性に「尻に敷かれる」ためです。少なくとも私は。
私の考えることは仕事をベースにしており、生活をおろそかにします。結果として短期的には正しくも、長期的には正しくない。例えば、私が結婚していなければ、日本中を飛び回って講演し、論文・本を書きまくるに決まっています。そうすれば、体は確実に悲鳴を上げるに決まっています。
私を第三者の立場で見守る、基本的に利害の一致する人と生活することは、絶対に必要だと思います。私の周りの殆どの男性は、その傾向があると思いますので、結婚しなさいと勧めます。