■ [大事なこと]葬式
私の亡くなった父が私が教えてくれたことの中で、ハッキリと覚えていることは多くはありません。仕事一途で、飲み助で家にあまりいなかった父ですから。
父は、葬式でどれだけ泣いてくれる人がいるかが人の価値だ、と言いました。それを聞いた小学生の私も、それは何となく分かります。
私は戸北先生の価値をハッキリと表したいと、願っています。戸北先生が亡くなったと知った人の中で、呆然とし、泣いた人がどれだけ多いか。その人たちに戸北先生の写真の前で泣かせたあげたい。そう思っています。そしてそう思っている仲間がいます。
追伸 関係者以外、何故、私がウジウジと引きずっているかが分からないと思います。上司の死を引きずるもの、それも退職した上司です。すみません、既に自己憐憫のレベルになっていることを自覚します。でも、関係者は分かると思います。しかたがありません。
■ [大事なこと]今後の本
最近になって『学び合い』関係の本が出ています。良いことです。『学び合い』の裾野が広がり、『学び合い』が市場として成り立つレベルに成長した証拠です。
今後どんな本が出るか、というか、どんな本が出たら良いかという勝手な思いです。テクニック本はおそらく直ぐにタネが尽きます。というのは『学び合い』は極めてシンプルだからです。でも、一人一人の人があり、子どもがあり、シンプルな原理原則であっても、起こるドラマは多様です。出来れば、より多くの方が、教師という職業がどれだけ素晴らしかを語る本が生まれて欲しい。読むことによって心が浄化する本が私は読みたい。そのような本が成り立つぐらい『学び合い』本の市場を成熟させたい。私がやっているのは、その下準備です。
私の公的な行動における、行動パターンは、常に、自分が何もしなくて良い状態にすることです。