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2015-10-27

[]偶然 21:34 偶然 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 偶然 - 西川純のメモ 偶然 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 今日は夕方、インフルエンザの予防接種のために家族で近くの病院に行きました。我々以外に一人の背広の方がおられました。何か本を読まれて、本に線を引いている。よくは見えませんが、見覚えのある黄色のカバー。意識してみると「すぐわかる! できる! アクティブ・ラーニング」でした。思わず声をかけると地元の先生でした。読者様としばし話しました。

 ビックリしました。

[]じゃあ 07:01 じゃあ - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - じゃあ - 西川純のメモ じゃあ - 西川純のメモ のブックマークコメント

 『学び合い』が広がるに従って、ご批判の頻度も種類も多様になります。その中に「どうも『学び合い』とか『教え合い』とか、好きになれん。「子どもに自ら考えさせる」言っておきながら、結局友達に教えてもらってるやないかぁあい!」というご指摘を見付けました。

 ご指摘は正鵠を得ています。ただ、二つのことが抜けている。

 第一は、「では、今の授業で自ら考えさせているだろうか?」です。子ども一人一人の考え方は多様です。そのプロセスは行きつ戻りつします。考えをまとめるに必要な時間はまちまちです。さて、どの子の時間に合わせるのでしょうか?一人の教師がコントロールするのは「絶対」に無理です。結局、従来の授業で出来るのは、教師の考え方に子どもを当てはめつつ、あたかも自ら考えたと思わせることです。簡単に言えば、詐欺の手法です。それは自ら考えることとは違います。もし、その様なことをするためには、一人一人のこどもが自分で考えたいと思わなければなりません。そのためにはそれを文化とする集団の中で自由にさせることです。

 第二に、子どもにとって一番大切なことは自ら考えることではありません。人に頼る能力です。数学で自ら考えることが必要となる人はいます。しかし、日本人の中でそれは少数派でしょう。日本人の全員が必要な能力は、数学で自ら考える能力のある人と繋がる能力なのです。

 このあたりの意識改革は難しいと思います。

[]『学び合い』浜松の会 06:49 『学び合い』浜松の会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 『学び合い』浜松の会 - 西川純のメモ 『学び合い』浜松の会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 11月3日に浜松市の三方原協働センターで浜松の会が開かれます。お誘いします。

http://kokucheese.com/event/index/348340/