■ [ゼミ]船頭
激流で船をコントロールするためには、その流れよりも速く船を進ませなければなりません。
『学び合い』で子ども集団を育てていくと、どんどん成長します。「お~凄いな~」と目を細めます。が、自分の想定を超え、制御不能になるほど成長することを感じたとき、教師は不安になります。しかし、その場合は自分自身にむち打ってでも、成長する子ども集団以上に成長しなければなりません。同じ次元に立って勝負したって勝てっこない。だって個人対集団なのですから。彼らの到達し得ない次元にシフトして、彼らが想像できない視点で物事を見なければならない。
なかなかしんどいものです。
追伸 昔は頭が良かった。でも、年齢を重ねると共に頭が悪くなる。それを乗り越えるために、多様な人からの知恵を得ることで乗り越えています。ゼミ生集団に比べて私のネットワークは多様で多数です。もう一つあります。それが教師の原体験で見た闇。闇を見ないと発想できないものがあります。しかし、ゼミ生にはあの闇は見せたくない。闇のない学校にしたい。