■ [大事なこと]吸収と放出
子どものことを知れば知るほど、動きがとれなくなる。子どもの背負っている苦しみと、自分の無力。私はそれで高校教師として潰れました。
今は分かります。
解決できないものを吸収するより、解決できる仕組みをみんなで作ること。そのためには、多くの人に共感し、理解して貰えるようにすること。
本日、あるゼミ生に「あなたが背負っているものを軽くするには、背負っているものを解決したいと思うような人を生みだすこと。それによってあなたの背負うものは軽くなる。そのためには、それを理解して貰えるようにすること。」と言って、宿題を与えました。
本日は、一緒に背負って貰える人に会いました。
不思議です。そういう人は『学び合い』の子どもの姿を見ると、直ぐに私が見ているものを見られる。どうして見られるのだろう。(ま、本当は、なんで見られない人が多いのかと思います)。結果として、少し楽になりました。
■ [お誘い]受け付け開始★教師の専門職化フォーラム★
参加申し込みの受付が始まりました。
以下をご参照の上、e-mailもしくはファックスでお申し込みください。
参加費無料!
懇親会は4,000円です。
みなさまのご参加をお待ちしています!
■ [大事なこと]保護者対策
私の所には毎日、お悩みメールが多数来ます。その1割程度は保護者対応に関するものです。それを読むたびに、「だから、本に書いているのに・・・」と思います。
『学び合い』は簡単です。そして、効果がある。「いけいけゴーゴー」になります。ただし、教師が管理できるのは子どもであって保護者ではない。子どもに関しては集団管理のセオリーが効きます。しかし、保護者集団を構成するまでは保護者対策は個別対応であり、『学び合い』のセオリーとは違った大技、小技が必要です。だから、様々な本に保護者対策のことを書いているのです。
「2020年激変する大学受験」(学陽書房)http://goo.gl/UkdzVx はうるさ型の保護者に有効なツールなんです。有効に使って下さい。そこにあるカスタマーレビューには「西川氏の書かれているアクティブラーニングは素晴らしいことだと思います。しかしながら、公立の小中学校でこのような取り組みを理解し、推し進める教師がどれほどいてくれるのかと疑問を持ちました。だからこそこの本がその啓蒙本になるのだろうと考えました。自分の近所でこのような活動をしている教師、塾の先生、個人に出会いたいものです。西川氏のますますの活躍に期待する母の感想でした。」とあります。『学び合い』の実践者はそれを見せることが出来るのです。
私は日本で一番、『学び合い』の実践で悩まれた方と接し、アドバイスした経験があります。だから、どんなことをするとどんなことがおこり、どんなことをしないとどんなことがおこることを知っています。「だから書いているのに」という気持ちはあっても、丁寧にサポートしています。でも、転ばぬ先の杖です。
『学び合い』に反対する保護者は3タイプあります(それも本に書いています)。その一つの保護者に、ルールが変わっていることを知らせて、爆発しないようにすることを薦めます。