お問い合わせ  お問い合わせがありましたら、内容を明記し電子メールにてお問い合わせ下さい。メールアドレスは、junとiamjun.comを「@」で繋げて下さい(スパムメール対策です)。もし、送れない場合はhttp://bit.ly/sAj4IIを参照下さい。             

2009-04-20

[]ついに 05:37 ついに - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - ついに - 西川純のメモ ついに - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私は教育の研究会が「教師による、教師のための、教師の研究会」となっていることに非常に違和感を感じています。『学び合い』の考え方の当然の帰結です。

 授業・学校の当事者は教師だけではありません。まず、子どもがおり、そして保護者がいます。であれば、研究会の主催者側に子どもや保護者がいるべきだと固く信じています。もちろん、子どもは授業で調べたことを発表することではありません、保護者がお茶くみ役・受付をすることではありません、授業・学校を評価し、提案する役として活躍すべきです。

 かなり以前から、我々の会には子ども・保護者の方の参加が目立つようになっています。さらに、保護者が発表します。そして、ついに中学生の同志が発表することを知りました!(http://manabiai.g.hatena.ne.jp/hayato-rika/20090419/1240152297)嬉しい。本当に嬉しい。

 もちろん子どもがそれぐらいの能力があるということは馬鹿馬鹿しいほど当然です。だって、それぐらいの能力の子どもがいるから、『学び合い』が成立しているのです。であれば、『学び合い』が成立していれば、必ず、クラスに5、6人以上の子どもが、その場でいきなりマイクを渡されても語ることが出来るはずです。そして、クラスみんなが協力すれば、みんなが語ることが出来るに決まっています。私が嬉しいのは、そのようなことが我々の中で常識化していることです。今日、一日、エネルギーを持って過ごせます。

追伸 授業・学校の当事者は子ども・保護者・教師ばかりではありません。当然、教職員以外の職員がいます。今までの教師の常識に縛られていない、そのような職員の方が一番最初に『学び合い』の良さを気付いていただけることは少なくありません。それに地域の人も当然入ります。

 我々は同じ方向を向いた異質な集団の強さを知っています。