■ [大事なこと]志
今週末には西川ゼミの新歓があります。そこで何を語るべきかを考えました。
自分の能力を最大限にするには、より多くの人からの援助が必要。その様な援助が得られるためには、自分がより多くの人に援助が必要。でも、自分が凡夫。凡夫でも出来る、少しのことが必要。それが分かって欲しい。
■ [大事なこと]集団無責任体制
今、小中高大が学校は人材養成機関ではないと主張し続け、企業は即戦力を求めている。そのギャップから非正規雇用が生まれている。
ジョブ型学部でも似たようなことが起こっているように思います。ところが学校現場の教育力が低下している。
一度就職したけど挫折し、私のゼミに所属する人はいます。その人達は自分の力量のなさを責めている。聞いていてやるせない。若手が失敗するのは当たり前です。教師が失敗しないようにするまで学ばなければならないのだったら、40歳、50歳になっても卒業できない。中堅が失敗しないのは、失敗を失敗と見せないしたたかさがあるだけのこと。
上越教育大学の教職大学院では、最低限一つのことは全員に教えたいと思います。それは自分より年齢の離れた中堅、ベテランに頼れる能力、可愛がられる能力です。それさえあれば踏ん張れる。
追伸 ここに派遣される中堅教師に最低限学んで欲しいこと。それは若手をおだてて、自分にとっては簡単なことをやってあげれば感謝され、自分には大変なことを喜んでやってもらえるということです。これがあるかないか、大きな違いです。