■ [ゼミ]幸せになる研究室

教職大学院にシフトしてから、ゼミ内での結婚が増えました。協働力を育てるカリキュラムの成果です。が、女子比率が下がったためしばらくご無沙汰。
が、久しぶりにカップル成立、結納が成り立ちました。目出度い。
このカップルはゼミで一緒になる前に、『学び合い』の会で知り合いました。女性の父は古くからの『学び合い』の同志です。男性と女性の父の出会いは、父が上越研修なのです。
幸多かれと思います。
■ [大事なこと]評価本

本日は1月刊行予定のアクティブ・ラーニングの評価に関して本のゲラをチェックしました。
西川研究室は社会が必要とすることのかなり先を研究しています。『学び合い』の仲間が「これ教えて欲しい」と私に聞いてくると、「あ、そろそろ出してもいい頃かな」と思い、十年以上前に分析した結果を本に書きます。
評価もそうです。
ある市の仲間から聞いたのですが、一人一人の子どもごとに40項目の評価をすることを市教育委員会から求められているのです。30人クラスだったら1200を評価するのです。それも、毎時間ごとに。小学校低学年の子どもだって無理だと分かっていることを、市教育委員会が求めるのです。ま、本気でやれとは思っていないのでしょう。つまり、評価は大事だと思っていないということです。行政として「これだけ綿密な評価を求めています」というポーズが必要なのでしょう。
じゃあ、現場ではどんな評価をしているかといえば、テストの点数と、挙手の回数ぐらいではないでしょうか?
アクティブ・ラーニングでは主体的であることが求められています。ただし、「次期学習指導要領等に向けたこれまでの審議まとめ」(平成28年8月 中央教育審議会)において「「主体的に学習に取り組む態度」については、学習前の診断的評価のみで判断し たり、挙手の回数やノートの取り方などの形式的な活動で評価したりするものではない。 」と明確に否定されています。
じゃあ、どうしたらいいのでしょうか?
そんなことを気づいている人が、私に評価法を聞いてきたのです。手間がかからず、形式的でない評価はないかをです。あります。評価自体が子どもの能力を高める評価があります。1月刊行予定です。乞うご期待。
追伸 今、西川研究室でやっていることを世に出せるのはいつだろう?仮に十年後だったら、私は退職しています。う~ん。時代が早く追いついて欲しい。