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2017-03-29

[]中級者 22:08 中級者 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 中級者 - 西川純のメモ 中級者 - 西川純のメモ のブックマークコメント

学び合い』の実践者の裾野が広がってきた。そろそろ中級者の層の厚みをつけなければならないなと感じています。

[]分離 06:50 分離 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 分離 - 西川純のメモ 分離 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 西川ゼミは上越教育大学で最もゼミ生の多い研究室です。同時に、「私のようになりたい」と思うゼミ生がいない研究室です。これは説明がいると思います。

 例えば、物理学を物理の教師である田中さんに学んでいる人は、物理学を学びたいのであって、物理の教師になりたいとは限らないし、田中さんになりたいとは思っていないと思います。一方、何かの宗教に信心し、師匠についたとします。師匠自体がその宗教を体現しているものだと考えれば、師匠と一体化したいと思うでしょう。

 つまり、教師の人と学びたいものが分離しているか、一体化しているかの違いです。

 ゼミ生は『学び合い』を学びたいし、「一人も見捨てたくない」という願いに共感しているのです。それは私という人を離れて存在しうる理論であり、実践です。

 もちろんゼミに入った当初は『学び合い』と私が一体化しているように思っている学生もいます。しかし、私の本性をもろだしし、同時に、『学び合い』のすごさを理解させれば分離します。だから、カップラーメンを食べながら私と『学び合い』の議論をするゼミ生が生まれます。

 私は『学び合い』を一般的な宗教にはしたくありません。ただし、最も成功した宗教である数学のようにしたいとは思います。

追伸 「ドアの影に隠れてワッ、脅かすおっさん」、「女性がいないところでは、中学生レベルの下ネタを連発し、自分で受けているおっさん」になりたい兄ちゃん、姉ちゃんはいないですよね。