■ [大事なこと]少数派
我々は少数派でしょうか?
少数派だと思っている『学び合い』の実践者は多いと思います。でも、本当ですか?
考えてみてください。明確に理論と方法論を示す実践をしている教師はどれほどいるでしょうか?例えば、「問題解決学習」という言葉をよく見かけます。しかし、その言葉の意味はバラバラです。そして、同じ学校でもバラバラです。方法論は表層的です。つまり、「最初の5分は・・・・、次は・・・・・」程度です。時間は明確だとしても、その時にやることが意味を理解する理論がない。だから、やっていることは同じのように見えるけど、効果がバラバラです。
さらに言えば、その理論と方法論が、学術データ、実践データに基づいているものはどれほどあるでしょうか?現場を知らない研究者の机上の空論や、「根拠は俺」という一般性の保証されない実践ではないですか?
我々には学術データ、実践データに基づく理論と方法論があります。だから、初めて会った人同士でも話が直ぐに通じ合います。学校段階が違っても、教科が違っても。笑っちゃうほど、直ぐに通じ合う。でしょ?それが学術データ、実践データに基づく理論と方法論の強みです。
そのようなものを今まで出会いましたか?
確かに『学び合い』を実践している人は多くはない。しかし、何らかの理論と方法論を持っている人たちの中では多数派です。
追伸 大きな書店に行ってください。身銭を切って学ぼうとする教師集団の中では最大勢力と言っていいと思います。