■ [大事なこと]まずは
『学び合い』に関して、耳たこの話があります。
曰く、教師と子どもとの縦の関係が出来てから、『学び合い』。(縦糸論)
曰く、子ども同士の人間関係が出来てから、『学び合い』(横糸論)
曰く、一斉指導が出来てから、『学び合い』。
正しい。でも、私はそう主張しません。何故なら、そうできない教師がいるからです。上記を言うのは「強者」です。私は一人も見捨てたくない。
ちゃんと縦糸をつくってからの方がいいに決まっています。だから、私は最初は話術・教材で子どもをねじ伏せます。そして、徐々に『学び合い』にシフトします。だって、楽だから。でも、それが出来ない教師が少なくないことを知っています。
子どもたちの人間関係が良好な方がいいに決まっています。でも、そうでない状況をどうだかいしますか?それが一斉指導で出来る教師がいますが、出来ない教師もいます。
一斉指導が、どれほど大変か知っていますか?悪いですが、多くの教師は知っていない。暴走族相手に物理を教えれば分かります。単に、黙って聞いているから授業が成り立っていると誤解しているだけです。そもそも、多様な子どもが満足する授業を一人の教師が成立させるわけない。
教師と子どもとの縦の関係が出来てから、『学び合い』。(縦糸論)
子ども同士の人間関係が出来てから、『学び合い』(横糸論)
一斉指導が出来てから、『学び合い』。
という人がいると「甘い」と思います。あなたも、暴走族相手に物理を教えたら、と思います。そうすれば、馬鹿馬鹿しさが分かります。