■ [大事なこと]絵に描いた餅
昨日(12月26日)に発表された「学校における働き方改革に関する緊急対策について」(http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/29/12/1399949.htm)を読みました。そして、「あ~、絵に描いた餅だな」と思いました。理由は二つです。これを出している文部科学省が不夜城ですから。第二は、最後の頁です。結局、「お金頂戴」なのです。
「破壊的イノベーション」、「ブルーオーシャン戦略」も「やめる・捨てる」ということ自体が付加価値になっているとき成功します。提言で書かれていることの大多数は、「その事は大事、でも、教員以外でやってね」です。そして、その他も「効率化するための作業が新たに生まれる」ものばかり。
単純です。「下校時刻以降は外部からの電話は留守電対応」、「勤務時間外の仕事はしない」とすればいいのです。単純です。ところが「そのために・・」が続くところが残念。
追伸 『学び合い』は「破壊的イノベーション」であり、「ブルーオーシャン戦略」でもあります。「教師がゴチャゴチャと教える」ということを捨てること自体が、付加価値を生じさせる。
■ [大事なこと]芸人
漫才師の最高の修業の場はストリップ小屋。誰も聞く気が無くて、「引っ込んでいろ」という罵声を浴びせられる場で修行するのが一番良い。
カリスマ教師になりたいなら、荒れた学校の、荒れたクラスの担任になるのが一番。その中で「一斉指導」をやればカリスマ教師になれる。本を読んだり、講座に出て学ぶのは、所詮、畳の上の水練。
ただ、この練習法の問題点は、多くの教師は子どもの悪口を言う教師になってしまうこと。カリスマ教師になれるか否かは、その学校で授業を成立させている教師と繋がり、教えてもらえるか否か。
そして、第二の問題は、カリスマ教師が出来ることは、全員を分からせることではなく、分かった気にさせること。全員に好かれることであり、全員が繋がりあうことではないこと。所詮、スポットライトを浴びる芸人に過ぎない。
高校教師時代の自分、講演会での自分、所詮、芸人。