■ [大事なこと]カリスマ
カリスマ教師になりたいよね。
でも、大部分が無理だからカリスマ教師。
昔から、カリスマ教師になるための講座は多かった。でも、なれない人が多いから、その講座の講師はカリスマ講師のまま。だって、講座を受けた人がカリスマ教師なってたらカリスマ教師じゃないから。
我々は普通の幸せな教師を目指すべき。
みんなに喝采をもらえる教師ではなく、子ども達から「いいオッサン(兄ちゃん、姉さん、おねーさま)になることを目指すべき。
ゼミ生から言われたこと。
「西川ゼミのみんなは西川先生になりたい人はいません」と。
これは健全だと思います。
私は立場上、上手い講演はします。上手い授業もします。でも、そんなのどうでもいいということを知っています。そして、私との対話を積み上げたゼミ生は、講演での私をモデルにしません。
■ [大事なこと]質問
新たに西川ゼミになった学生からの質問。
Q1 『学び合い』は、従来の一斉授業よりも「まし」ということは自分でもその通りだと思う。逆に、西川先生から見て、一斉授業のほうが優れている点は何もないのか。
A1 子どもを見捨てても良いならば、一斉指導法が「楽」です。
Q2 『学び合い』の目標は子どもたちの一生涯の幸せを保証するということだが、どのくらい子どもたちの一生涯の幸せを保証できるのか。また、子どもたちがどのように成長してくれたら、一生涯の幸せを保証できたといえるのか。
A2 全ての子どもの一生涯、そして、その子どもの子どもも。
一人一人の子どもは成長できなくても、社会が変われば、全員が幸せになれます。