■ [ゼミ]変わり者
新しいサービス・製品が広がる過程を分析すると、購入する態度で以下の5つに分類されます(https://www.jmrlsi.co.jp/knowledge/yougo/my02/my0219.html)。
冒険心にあふれ、新しいものを進んで採用する人。市場全体の2.5%。
アーリーアダプター(Early Adopters:初期採用層):
流行に敏感で、情報収集を自ら行い、判断する人。他の消費層への影響力が大きく、オピニオンリーダーとも呼ばれる。市場全体の13.5%。
アーリーマジョリティ(Early Majority:前期追随層):
比較的慎重派な人。平均より早くに新しいものを取り入れる。ブリッジピープルとも呼ばれる。市場全体の34.0%。
レイトマジョリティ(Late Majority:後期追随層):
比較的懐疑的な人。周囲の大多数が試している場面を見てから同じ選択をする。フォロワーズとも呼ばれる。市場全体の34.0%。
ラガード(Laggards:遅滞層):
最も保守的な人。流行や世の中の動きに関心が薄い。イノベーションが伝統になるまで採用しない。伝統主義者とも訳される。市場全体の16.0%。
さて、イノベーターとアーリーアダプターに有効な情報を提供できるのはイノベーターです。しかし、イノベーターの情報はぶっ飛びすぎているので、アーリーマジョリティには信用されません。アーリーマジョリティが信用する情報の提供者はアーリーアダプターなのです。
教科教育・学級経営実践コースの新入生は52名です。教員は16名です。平均、3.25人です。私は絶対に「西川ゼミに入りなさい」も「西川ゼミ以外に入りなさい」を言いません。他人の人生に関わることが怖いからです。その結果、大抵、イノベーター+アーリーアダプターの16%の人が希望します。それで計算すると8.32名です。で、結果は9名が希望しました。
私がイノベーターでぶっ飛んだことを言うと、マジョリティ人はスルーし、ラガートの人は反発します。でも、イノベーターとアーリーアダプターは興味を持ちます。ロジャーズとムーアは正しいな~っと毎年思います。
西川ゼミと他ゼミを悩んで他ゼミを選択する方はいます。その選択は正しいと思います。マジョリティとイノベーターは相性が悪いですから。昔、聞いた話しです。「新婚さんいらっしゃい」の出演を希望し、選からもれた方にデレクターの人が「あなた方はまともなご夫婦だと言うことです」と言うそうです。私には出来ないマジョリティの人に伝えることはアーリーアダプターのゼミ生は出来ます。凄いと思います。
追伸 尊敬すべき同僚が様々なニーズに対応し、コースとして一丸となって教育します。どのゼミに入っても、我々全員は、全員の教師なのですから。