西川純です。新潟県上越市の上越教育大学の教育実践高度化専攻(教職大学院)で『学び合い』を研究しています。『学び合い』に関して困ったことがあれば、いつでもメールください。メールのやりとりで高まりましょうね。メールアドレスは、junとiamjun.comを「@」で繋げて下さい(スパムメール対策です)。もし、送れない場合はhttp://bit.ly/sAj4IIを参照下さい。西川研究室はいつでも参観OKです。 詳細は http://www.iamjun.com/をご覧下さい。

老後

 還暦を迎え、老後をリアルに考え始めています。

 共稼ぎの両親は自由にさせてくれました。両親とも中卒(両親とも早く親を亡くしました)だったので本を読むことはいいことだと思っていたので、本はいくらでも買ってくれました。ということで、興味の赴くままの小中高でした。映画好きの両親の影響で映画が大好き。フルトベングラーの英雄が録音ごとに違うことを理解しました。ハンス・クナパーツブッシュのブルックナー、リパティー、ハスキルのピアノ・・書き出したらきりが無い。そして、本を読むことがいいことだと思って分かりもしないカントやヘーゲルの本を中学生時代から読んだ(分かりませんよ)。それが家にいる時間のほとんどを占めました。だから、学校が終わるとまっすぐ家に帰り、どっぷりと浸りました。

 結果として、偏差値的にはメタメタです。

 17歳の冬に英語の偏差値が27であることに愕然として、それまでの私の欲望を全て封印しました。大学に入ってから一度封印を解きましたが、大学院の1年の春から、封印しました。それから約40年間封印しています。

 この頃、封印を解いたらどうなるだろうかと夢想します。思い出すのは、フルトベングラーのブラームスの交響曲第3番を聞きながら、萩尾望都のポーの一族を呼んだ興奮を思います。クラークの幼年期の終わりを読み終わる寸前の「終わらないでくれ~」と思いを思い出します。あの頃封印した喜び、かすかに覚えています。