話題になっている「シン・ニホン」(https://amzn.to/32PYW88)を読みました。私の波長と合っているせいか、するすると読めました。感想です。とても良い本だと思います。
その上で、あえて私の考え方との違いを書きます。
第一に、この本は勝ち組の本です。この本で書かれている、これからの社会で必要な能力に関しては、概ね共感します。ただし、このような能力を獲得できる人はごく一部だと思います。その他の人のことに関して書かれていない。
第二に、勝ち組の人をどのように育てるか、という部分はナイーブで常識的です。そもそも、育て方が分かるような能力はAIに簡単に乗っ取られます。
では、私はどのように考えているかと言えば、全員に○○を教えるということに反対します。この○○の中にAI、プログラミング教育、小学校英語・・・を入れて下さい。そんなことを全ての子どもに強いたならば、それで勝負できない子どもの時間を無駄にします。一人一人の子どもが興味関心を延ばせば良いのです。その際に、AIやロボットをツールとして活用すればよい。グーグルの検索を使うのに、グーグルの技術者になる必要性はありません。
そして、大多数の子どもの未来は、この本で書かれている勝ち組の人と繋がることによって生きていくと考えます。
みなさん、現実の子どもを見ていて、そう思いませんか?