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子どもが「学び合う」オンライン授業

子どもが「学び合う」オンライン授業(https://amzn.to/3f0brmu)の発売が近づきました。この本の特徴を紹介しましょう。

 第一は、ど素人が書いた本だと言うことです。これを書いた西川ゼミの皆さんは、原稿を書き始める数週間ほど前まではZoomを殆ど使っていませんでした。これが売りです。

 この手の本は、この手のことが大好きな人が書くことが多い。そうすると、初心者にはどうでもいいこと、または、そんなところまでいらないよということが長々書いてある一方で、初心者が知りたい説明が抜けています。例えば、操作方法が書かれていますが、その操作画面を出すためにどうしたらいいかが抜けていることありますよね。それがないのです。だって、自分たちがど素人だったから、その気持ちが分かるのです。

 第二は、子ども用のマニュアルをネット上で公開しています。それを子どもに紹介してお使い下さい。おそらく、これさえあれば教師が使用方法を説明する手間が不必要です。

 第三に、本のタイトルにも書かれていることですが、子ども達がネット上で学び合うことが出来る方法を紹介しています。実は数あるツールの中からZoomを選択した最大の理由なのです。もちろん、朝の会で使うときの一寸してアイディア等も一杯のせています。

 第四に、私の担当部分には、法律・通達等を紹介しながら、オンライン授業が合法的で合理的であることを示しています。また、各種統計データより、現在の状況が危機的かを明らかにしています。

 東京の感染者数の推移は不気味ですね。緊急事態宣言を出すと経済がどうなるかを我々は知ってしまいました。結果として、それを発動するとしたら第1波の最悪の状況に近づくまで先延ばしにするでしょう。そうなったら、終息するまで長い時間がかかります。そんな状況になったとき、どうしますか?

 私はどれほどオンライン授業に取り組むかは状況がもっと悪化してから考えることは仕方がないことです。しかし、今の段階からオンライン授業にどのように取り組むかを学ぶべきだと思います。できれば、不登校の子どもや、基礎疾患のある子ども、同居親族に基礎疾患がある子どもに対して、部分的にも導入して試すべきだと思います。それが朝の会の顔合わせだけでも結構です。それをやれば、「なんだ、こんなに簡単だし、いろいろ出来そうだ」と気づく先生は生まれます。そのような先生がいれば、本格的にオンライン授業に移行しようとしたときにスムーズに移行できます。

 学校で統一して取り組もうとするから敷居が高くなるのです。やれる人からやりましょう。4月、5月でのことを第2波で繰り返したら、教務的な帳尻は不可能になりますよ。これは校長、教頭、教務主任の方だったら自明ですよね。

電子版は7月10日、書籍版は7月18日の発売です。
追伸 保護者の方々へ。もし、学校が駄目だと思ったら保護者の方々が我が子を守って下さい。勉強の方はネット教材を使えば十分です。問題は寸断される子ども達の心です。複数の保護者が協働で運営する方法も書いています。そして、広域通信制学校という選択肢も考えるべきだと思います(https://amzn.to/38rqumQ)。年度途中の転校も可能です。コロナ禍は来年度も続きますよ。仲の良い友達同士が一緒に転校すればいい。友達の部屋で一緒にオンライン授業を受けることもありだと思います。