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競争

 ゼミ生が学校の部活を社会体育に移行するには何が障害になるかを調べています。方法は、色々な人にその可能性を聞き、意見をもらうのです。

 その中で社会体育に移行したら「大会はどうするのか?」という疑問があります。

 なんで大会が必要なのでしょうか?

 そこでゼミ生に言ったのは「だったら、毎回のテストで点数と順位を廊下に張り出すべきか?」と聞きました。首を振りました。そうしないと意味を見いだせない勉強に意味があるか、健全であるか?と聞きました。首を振りました。では、なんで「大会をどうするのか?」という疑問に反論が出来なかったのか?と聞きました。彼は、それで生きてきたから、と応えました。

 今までずっと甲子園は不快でした。ところが今回の大会は爽やかです。勝っても、負けても、爽やかです。ようは、大会に参加できたことを喜ぶからです。

 そもそも、大会に優勝して、それが何です?

 もし、勝つから得るものがあるとしたら、甲子園で得るものがあるのは1校です。勝っても、負けても、得るものがあったと思えるようにすべきです。教育者ならば。だって、校内でもレギュラー争いがあるのですから。

 だから、多くの子どもたちから全国レベルの大会から切り離して欲しい。もちろん、全国レベルの大会を運営して競争させる組織があってもいい。でも、学校教育とは分離して欲しい。勝負の勝ち負けでモチベーションを与えているのは、廊下にテストの点数を並べているのと同じです。醜い。

追申 全国レベルの大会があるから、自らの出世と、収入が確保されている人は少なくないですね。