私は「こうあるべきだ」というものを持っています。しかし、そうでなければならない、とは思っていません。私が思っている「こうあるべきだ」は多くの人にとっては「?」であり、その理屈も分かります。これが分かっているから、私の所属するコース長を13年務めているのです。政治が出来なければ、こんなに長くならない。コースの皆さんはもちろん、管理職も落としどころを見つけやすいから、私を認めてくれる。
我が研究室で本を書きました(https://amzn.to/3p5EZEZ)。
その本は、子どもにとって関わりが大事だと言うことを強調しました。オンラインでも実現可能であることを書きました。「やろう!」という人たちの支持を受けました。有り難うございます。しかし、もう一つのメッセージがあります。
全校を休校にした第1波に比べて、もっと大きな波が来ています。しかし、休校の話は出ていません。理由は第1波で休校にするとどうなるかを知ってしまったのです。だから、出来ないのです。私は、この判断は正しいと思います。小中高で出来る最大の対策は休校ではなくインフルエンザの対策だと思います。
しかしです。基礎疾患のある子ども、家族に基礎疾患のある子どもはかなりの割合です。その子ども、家庭にもう一つの選択肢を与えるべきだと思います。具体的にはオンラインでの学びの保証です。これは学修の問題ではなく命の問題です。残念ながら文部科学大臣の発言、それを支える文部科学省にはそれを感じられません。多くの子どもは基礎対策をした上での学修でいいです。が、全子どもの2割程度は命の問題です。
ということを文部科学省は、考えたことがあるのでしょうか?
追申 現場の校長が「命」と言うたびに、すみませんが、底の浅さを思います。