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納期

 ゼミ生によく話すことです。

 大人社会において、「質」、「価格」、「納期」の三つの中で最も重視されるのは何だと思いますか?

 私は「納期」だと思います。次は「質」で、最後が「価格」です。もちろん「価格」で勝負し、生き残る戦略もありますが、価格競争になれば血みどろのレッドオーシャンになり長続きできません。「質」で勝負できますが、それが出来るのは天才のみです。凡人においても可能なのは「納期」です。

 納期を守るために何が大事か?

 私が大事にしているのは、出来ることは直ぐにその場でやることです。

 忙しい人は仕事を依頼すると直ぐに終わらせます。一方、暇な人は締め切りギリギリになって終わります。そして、一部は締め切りを守れません。何故でしょうか?

 忙しい人は後から後から仕事が舞い込みます。だから、「後でやる」という発想がありません。後でやれば、仕事の山に押しつぶされることが目に見えています。ところが暇な人は、今やっても、後にやっても抱えている仕事の量は変わらないので、「後でやる」という発想が生まれます。

 とあいえ、直ぐに出来ないこともあります。例えば、時間的にはあまりかからないが、その場にいかなければ出来ない仕事があった場合、私は自分の手にマジックインキでやるべきことを書きます。

 それを完成させるには一定の時間がかかる場合、他の人との共同作業で他の人のリスポンスを待たなければならない場合はメールに残します。私は仕事の依頼はメールで送るようにお願いします。また、忘れないように自分自身にメールをすることがあります。Gmailを使っていますが、解決した仕事のメールはアーカイプします。従って、私の受信箱には忘れてはいけない未解決の仕事が残ることになります。ちなみに現在は4件あります。

 そして、予定に関してはグーグルカレンダーに保存します。講演の依頼があった場合、カレンダーに登録します。私のカレンダーは公開しているので、それを依頼者に確認してもらっています。

 本日、ゼミ生が「直ぐにやる」ということをしなかったことによるポカがありました。幸い、修了したOBがリスポンスしたので事なきを得ました。ポカした学生には私としてはきつめの注意をしました。かれはこれで同種のポカをするのは3回目です。ゼミ生でなければ、私は確実に仕事上の関係を断ちます。

 納期を守れないことが社会的にどれほどのリスクがあるかを私は知っているので、上記のような対応をしています。ゼミ生(特に本日ポカしたゼミ生)にはゼミを卒業・修了するまでに学んで欲しいと願います。