文部科学省によれば、ICT機器を活用した教育方法によって以下が成立します(https://www.kyoiku-press.com/post-221755/)
・生徒一人ひとりの反応を確認できるようになる
・教育指導の質を向上できる
・業務負担を軽減できるなど
本当ですか?
思い出して下さい。大々的に行われている全国学力調査の結果を生かしていますか?おそらく、やられていない。なぜなら、30人の一人一人の結果を分析することは大変だからです。さらに、今の授業では、その一人一人の分析結果を指導に生かせません。だって今の授業は一つの口、一本のチョークで進めているのですから。
もちろん、使い方によっては実現可能かも知れません。
一人一人のデータを人工知能で分析し、結果を一人一の子どもに還元します。そして、一人一人の子どもに合った課題を人工知能が与えるのです。これだったら上記3つの改善が期待できます。でも、それをすることは文部科学省も都道府県教育委員会も考えないでしょう。だって、そうなると教師がいらなくなると思うからです。
実は人工知能のお世話にならなくても、既にネット上には豊富な教材動画やツールにあふれています。ようはそれを自由に子ども達が選択し、学ぶことを許せばいいのです。しかし、コロナ渦においても必死に今の授業にしがみついていたのです。
大事なのはツールではなく、考え方のコードなのです。