5年先を考えるなら、色々と方策があるだろう。例えば、GIGAのやり方だとか。でも、20先を考えるならば、方策は一つです。全ての子どもに一律の基礎的基本的な学力(学術的には何の根拠もない)にしがみつくのではなく、一人一人に個別最適化した学力にシフトするしかありません。そのためには小学校段階から学習指導要領の縛りを緩めることです。その代わり、多種多様な資格なり、実績のためのエビデンスを積み上げられるようにすること。そして、業界と連携した行政を展開すること。
これを怠ったため、20年以上前から非正規雇用者を大量に産み出している。
もし、一人一人が1000万円の付加価値を生み出せるならば、企業は800円の給料を何人でも与える。ようは全ての人が1000万円の付加価値を生み出せるようになるかです。
本日、ゼミ生から質問を受けました。
私はN高等学校を高く評価しているのにも関わらず、イエナプランなどの様々な野心的な試みに積極的に発言していないかです。
理由は、それらが「良い教育」を目指しているからです。つまり、学校教育の期間が視野の範囲だからです。私が評価するのは、小学校段階から、その子どもが50歳、60歳以上を意識し、つまり、一生涯を意識する教育であるか、否かです。
日頃、私の言動を聞いているゼミ生は、その一言で納得してもらいました。