毎週の日曜日はビデオ録画した孤独のグルメを見ながら晩酌します。本日は、極めて好条件を提示した顧客に対して、それが職業人としての矜持に反するために断った事例を流していました。
よく分かります。職業人としての矜持に反することをすれば、長期的には絶対に損です。
今まで、長い職業人の中で、私の職業人としての矜持に反する場面がありました。
某大手教科書出版社がありました。その当時は駆け出しの大学教師です。まあ、軽く見たのでしょう。関係を断ちました。私がどの教科書にも関わらないのは、理由はそこです。
ある公営財団とも関わりを立ちました。
上記に関して、かなり譲歩しつつのやりとりがありました。その過程で無視を連発することをしたので、若い私も決断できました。
本日の番組でそれを走馬灯のように思い出しました。
でも、本日の番組は正しくない。不誠実な人は、100%値切ります。だって、その人を百羽一絡げに思っているのですから。その人に対しての思い入れもない。だから、代わりはいくらでもあります。だから、安くしようとするはずです。
ということで、そのような人と関わらず、誇り高く教師であり続けるための方法は、要求を高めにすることです。私の講演料は平均的な大学教師に比べて大分高めです。でも、それでもと思っている人だけと関わりたいと思います。それも出せない人と関わっても何も生み出せないから。
この基準を設けてから、対外的な対人関係で嫌な思いは殆どなくなりました。