ホモサピエンスの普遍的な娯楽は、ホモサピエンスです。
仲間の喜びに共感することは、一番の楽しみです。だから、祭りが成り立っているのです。
それがどれほどの喜びかは高校教師なって知りました。一定のレベルを超えると、1の努力で10のリターンがあります。もちろん、個別には20ぐらいの苦しみがありますが、全体的にはもの凄く楽です。でも、全体でプラスでも、マイナスの子どものことを忘れられない私は、そのことでぐるぐる考えます。そして、マイナスが私を動けなくなったとき、大学に異動しました。
その反省から、どうしたらいいかを模索しました。その結果が『学び合い』です。
が、それが分かっても、辛い。SNSで教え子の一つ一つの動きをモニターし、そのそぶりを感じさせる行動は抑えています。これが30年以上、自己コントロールして、明るいオッサンだけどプライベートは関わらないという今を創り上げました。
本日のゼミでOB・OG会に関して語りました。私の理想は、教師が参加しないOB・OG会です。そこで釘を刺すため以下を語りました。
私:退職後は、私と話すために金を払う人としか会わない。おそらく、講演会の主催者、オンラインゼミ生のみとだけ会うと思います。
ゼミ生:いくらだしたら会に参加してくれるか?
私:10万円(正確には旅費・宿泊費が加算されます。)
ゼミ生:高け~
私:私の講演会のレートを知っているだろう。1泊だとしたらディスカウントだ。
ゼミ生:・・・・・
私:俺をコスプレ(韓国ドラマのイカゲームのジャージを着させて、領域長挨拶をさせる)するために、あっという間に金を出し合ったお前らだろう。たかが10万円も集められないならば、所詮、俺の意味はその程度。それでいいよ。俺無しで楽しめばいい。
教え子に会うと言うことは、楽しいことですが、その業が見えると辛い。だから、基本、家族との関わりと、大好きなコンテンツで浸ることで老後を過ごしたい。
私は、私が何もしないのに、上手くいく集団を目指しています。教師が中心で仕切っている集団は嫌いと言うより、怖い。それが何をもたらすかを高校教師の時に学びました。