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セオリー

 コロナ渦以前は、月に1度のペースでお客様を受け入れていました。お客様には、地元の実践者を紹介し、私との面談を「ゼミ生」がセッティングします。その際に、何度もお客様が驚かれることがあります。お客様がありとあらゆる質問をします。そして、私のいないところで、若いゼミ生に私に対する質問と同じ質問をするそうです。その応えが全く同じなのです。私と現職経験のないゼミ生の応えが、見事に一致していることを驚かれます。

 でも、私にとっては当然のことです。

 人生経験、実戦経験に基づく経験知によって回答するなら、私とゼミ生の応えは違います。しかし、『学び合い』は実証的データに基づく科学です。まあ、実践書のレベルなら見えづらいですが、その背景となる学術データを知れば、科学です。私は毎週ゼミ生からありとあらゆる質問を受けます。それは実践に関することもあります。教育問題もあります。生き方もあります。しかし、それに対して、瞬時に応えられます。それはセオリーがあるからです。それを何度も繰り返す中で、セオリーが身にしみるのです。

 だから、お客様が感想は、「ゼミ生に物理の問題を説いてもらったら、西川先生の答えと同じでした」と同じ事なのです。当たり前のことです。それだけ再現性が高いのが『学び合い』です。

 本日、ゼミ生が書いている原稿の途中経過を読みました。ゼミ生との共著の場合、私が全体を読み直し、修正する部分があります。内容の問題ではなく、言い回し、説明の過不足の調整です。ところが、今回は殆どありません。自分の原稿を読むと同じレベルで読めます。現場経験もない、西川ゼミに所属して1年もたたない人たちが、このレベルの文章をかけることに正直驚いています。そして、反省しました。子ども達を信じねば。と。